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皇女和宮の駕籠
   
 徳川幕府も終局に近い頃、僅か15才で14代将軍徳川家茂のもとに嫁いだ皇女和宮が婚儀を行う為、京都から江戸に向かわれた時(文久元年)に使われたとされる駕籠です。

 しかし、なぜ皇女和宮が使われたお駕籠がこの東漸寺にあるのでしょうか。

 江戸時代、一宮町一帯は加納藩によって治めていまし たが、江戸に向かう和宮一行を幕府からの使者役として迎えに行ったのが加納遠江守久徴公(加納藩14代目の殿様)でした。
 
  まだ幼い和宮にとって、26日間もの長旅はさぞかし寂しいものだったのでしょうが、そんな和宮に久徴公は誠心誠意尽くされたそうです。

 やがて約1ヶ月間の旅を終え、久徴公は無事に出迎えの使者役をはたし、和宮は清水御殿に入られたのでその労をねぎらわれお下げ渡しになり、廃藩置県の際に当寺へ寄進されたと言う訳です。

 この皇女和宮の使われたお駕籠は一宮町指定有形文化財に指定されています。

 
   
   
皇女和宮の駕籠